アマゾン読み放題とセルフ出版の可能性
こんにちは、花井です。
Kindle Unlimitedを知っていますか?2016年夏に始まったアマゾンの電子書籍読み放題プランのことです。今は月額980円です。
まぁ色々賛否両論なプランなんですが、今回は本を読む側ではなくて、本を出す側のメリットについての話です。
私はこれまで個人出版で3冊の電子書籍を発売していますが、Kindle Unlimitedが開始されてから少し良い変化がありました。
セルフ出版するメリット
まず簡単にセルフ出版するメリットについて説明します。
もともとアマゾンには個人で出版するセルフ出版プログラムがあります。
審査はありますが、内容さえあれば比較的簡単に個人で出版することができます。
私は、ホームページのコンテンツが増えてきたらセルフ出版することを勧めています。
メリット
- セルフブランディング
- 費用がかからない。または少ない
セルフブランディング
ホームページのコンテンツが増えてくるとある程度アクセスが増えてきます。
ただ情報過多のインターネットの情報です。同じような情報は沢山あります。
そういった同じような情報と差別化することは発信している方が信用できるかも重要になってきます。そこで出版という情報はプラスに働くことはあってもマイナスにはなりません。
費用がかからない、または少ない
アマゾンのセルフ出版はワードやmacのpagesで作ることができます。表示のみ規定のサイズの画像を用意する必要がありますので、表示さえ準備できればほとんど無料で作成することができます。
またコンテンツは作成したホームページから引用すれば時間的にもかなり短縮できます。
売れなくてよかった
セルフ出版はセルフブランディングが目的でしたから、電子書籍自体は売れなくてもよかった。
費用もほとんどかかっていないし、コンテンツはホームページのコンテンツを修正したり校正すればよかったので金銭的にも時間的にもほとんど投資もしていません。
最小限のリソースで、セルフブランディングするには最適な方法の一つです。
実際にほとんど売れない
私の出版したものは交通事故の治療と保険の関係を解説した本を2冊と接骨院のインターネット集患に関する本です。
かなりニッチな本で交通事故の本の価格は500円です。ですが来院する動機付けには十分な内容でした。
インターネット集患の本は、アプリのブランディングに使っています。
実際に売れたかというと売れていません。3冊くらい売れた気がします。
キンドル読み放題プランの登場
キンドル読みほうだいプランのKindle Unlimitedが開始されてから少し状態が変化しています。
ほとんど読まれなかった本の内容が、読まれるようになっています。
キンドル本のページビュー
3冊のうち観覧されているのはインターネット集患の本のみのようです。(8月11日に発売されています)
今後どのように変化するか
アマゾンでの情報の増加
今まで電子書籍の観覧数がわかりませんでした。
自社のホームページ内でページビューを取得し、アマゾンでリンクを貼ってある程度予想はしましたが、アマゾン内の検索を意識することはできませんでした。
またコンテンツについてユーザーの傾向を掴むデータが増える可能性があります。
フィードバックの情報が増え、より分かりやすくユーザーのためになるコンテンツ制作に役立つ可能性があります。
ページ内からのホームページ流入の増加
電子書籍にはページ内にリンクを貼ることができます。ホームページにリンクを貼ることで、より細かなデータの取集とコンバージョン(契約)が高くなる可能性があります。
ある業界のオススメ情報などをまとめた情報誌が増える可能性があります。
フリーペーパーみたいな感じですね。
まとめ
現在の傾向は細かなデータ収集が完全ではないので予測になります。
インターネット集患の本いわゆるコンピュータ関連はアーリーアダプタが多い業界です。おそらくKindle Unlimitedや電子書籍の普及度を考えると特定の分野が変化が早いでしょう。
データ観覧が整ってくるのはそんなに時間はかからないと思います。
セルフブランディングから新たな集客、データ収集のツールに変わるかもしれません。