ここではMVP(minimum viable product)作成後、新規サービスを育てて行くための開発アジャイル開発について説明していきます。
MVP(minimum viable product)については以前のページで説明しています。
ページ:MVP(minimum viable product)とは
アジャイル開発とは
アジャイル(Agile)とは、直訳すると「素早い」「機敏な」「頭の回転が速い」という意味です。アジャイル開発は、システムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法のひとつで、大きな単位でシステムを区切ることなく、小単位で実装とテストを繰り返して開発を進めていきます。
上図の下段2−5のように機能の、検証と開発を繰り返し、アップデートを短期間で行いながらサービスを育てていきます。
アジャイル開発のメリットとデメリット
アジャイル開発と比較されやすいウォーターフォール開発を例にして、アジャイル開発のメリットとデメリットを比較していきます。
※ウォーターフォール開発とは、初めから仕様や開発方法を全て決めてサービスをリリースする方法です。
アジャイル | ウォーターフォール | |
打ち合わせ時間 | 多い | 少ない |
費用 | 打ち合わせ時間分高い | 同じ |
サービスリリース | 早い | 遅い |
修正 | 容易 | 難しい |
検証 | 容易 | 難しい |
アジャイル開発を行う前に
アジャイル開発の準備として、機能の開発する順番を決めます。
開発を行う順番を決める
MVP作成後、どのような順番で開発を進めて行くか決める必要があります。
順番を決めるための要素は、サービス内容によって異なります。
例えば、動画ストリーミングサービスであれば、動画再生の時間かもしれません。
またコミュニティアプリであれば、ログイン方法を増やすことかもしれません。
サービス内容によって順番を決める要素は異なります。
アジャイル開発を進めて、検証を行なうと、予想外の結果が出ることも少なくありません。
機能の優先順位が、変更されることも多いため、柔軟な開発スケジュールにて進め行くために、実際には、全てきっちりと決めることは多くありません。
比較的優先順位の高い機能のグループを作り、スケジュールを作成します。
次のページでは、アジャイル開発の実際の進め方について説明していきます。