フェイスブックログインのメリット
フェイスブックログインを使ったことをありますか。僕はあります。
このログイン機能は大変便利で、アプリケーションを開発する場合も重宝します。
今回はこのフェイスブックログインで得られる情報や活用の仕方を説明していきます。
この記事はウェブサービスなどに関わる非エンジニア向けの記事です。
「簡単なことを簡単に理解する」ことがこの記事のゴールです。
フェイスブックログインって何?
「簡単にログインできる機能」と言ってしまえばそれだけなんですが、アプリケーションを作る側としてはもう少し踏み込みたいものです。
フェイスブックログインはこんな感じで動いています。
ユーザーはこのような機能を使うことでフェイスブックに登録してある情報を使いまわすことが出来るのです。アプリケーションのアカウントを新しく作る必要がなくなるのですね。便利!
フェイスブックはログイン機能を持っているAPIを公開していて、上記のような機能を簡単に開発することが出来ます。
APIについてわからない方はこちらを参考にしてください。
フェイスブックログインでどんな情報を取得できるの?
上図のような感じでアプリケーションはユーザーの情報を取得できます。
一度フェイスブックログインで取得できる情報を整理していきましょう。
ID
これは当たり前ですね、フェイスブックアカウントのIDですので、ユーザーは勝手に変えることはできません。そのため、通常はこのIDを取得してアプリケーションと紐づけることでユーザー情報とします。
名前
フェイスブック(基本的には実名)で使われている名前ですね。これもアプリケーションで使用する名前に転用できます。
友達リスト
同じアプリケーションを使っている友達一覧が取得できます。
メールアドレス
許可をする場面でよく見るとメールアドレスもいいですか?と許可を求めているものもあります。
メールアドレスを取得することも可能です。
その他
上記以外のデータを取得する場合はフェイスブックに申請しないといけません。例えば投稿データなど。
申請した経験がないのでわかりませんが、どうしても上記以外のデータを取得したいのなら申請してみてもいいかもしれません。通るかはわかりません。
当たり前の話ですが、フェイスブックログインの機能を使いユーザーIDを取得するときにはフェイスブックのパスワードを取得することはできません。
開発側のメリット
取得できるIDや名前をそのまま転用できる点はユーザーにとって新しくアカウントを作成しなくてもいいのでメリットです。
開発側の最大のメリットは「ユーザーのパスワードを保持しなくても良い」ということではないでしょうか。
パスワードを保持しなくても良いのでパスワードが漏れる心配は無くなります。セキュリティ上好ましいのと、ユーザーがパスワードを忘れてしまった場合再発行する機能を開発しなくて良いため工数が削減できることです。
サービスのマーケティングとしての活用
実はマーケティングに活用することができれば一番のメリットになります。
フェイスブックはフェイスブックログイン機能を無料で提供していますが、どうしてでしょうか。
それはユーザーIDやメールアドレスがそのままフェイスブック広告に使用することができるからです。
もしあなたが簡単なアプリケーションを作成しフェイスブックログインを実装します。
カテコライズ化した顧客リストが作成出来るのです。
例えばECサイトを作ったとしましょう。フェイスブックアカウントに紐付いて
- 一見客
- 一度買ったことがある客
- 常連客
などにカテゴライズ化し、広告を作成することができるのです。
採算がとれるかどうかはサービス内容にもよると思いますが、分類した顧客にアプローチできる手段としては有効でしょう。
フェイスブックログイン機能をうまく活用する
このようにフェイスブックログインは表面上はユーザーにとって便利な機能の一つかもしれません。
しかし、得られる情報などをしっかり分類することで、サービス発展の大きな要素になるかもしれません。